毎日使うキッチンシンク。気づけば水垢や油汚れがこびりついて「掃除が面倒…」と感じることはありませんか?
そんなときにおすすめなのが 「つけ置き洗い」。洗剤をしっかり浸透させることで、ゴシゴシこすらなくても汚れを浮かせて落とすことができる、まさに“時短”と“効率”を両立した掃除法です。
この記事では、代表的な洗剤を使ったつけ置き方法とメリット・デメリット、さらに仕上げ磨きや長持ちさせるコツまでまとめてご紹介します。
掃除前に必ず確認!安全に掃除するための注意点
- ゴム手袋を必ず着用しましょう(手荒れ防止)
- 換気を十分に行いましょう(塩素系洗剤は特に要注意)
- 洗剤を混ぜて使わないこと(有毒ガスが発生する危険あり)
- 使用方法・注意書きをよく読んでから使うこと
キッチンシンクをピカピカにする4つの方法

最初に忙しくても「放置でラクに掃除したい」人におすすめ
オキシクリーンでつけ置き洗い
準備するもの
- オキシクリーンまたは過炭酸ナトリウム(安価で代用可)
- ゴム手袋、ビニール袋(排水口の蓋代わり)
- ソフトバケツ+泡だて器(洗剤を溶かす用)
- ブラシ、スポンジ、中性洗剤、マイクロファイバークロス
手順
- まず中性洗剤で軽く表面の汚れを落とす。排水口の蓋やカゴなどもブラシで汚れを落としておきます。
- 排水口をビニール袋に水を入れて塞ぐ。
- バケツにオキシクリーン専用スプーン約14杯+60℃のお湯を入れて泡立てる。(シンクの大きさ縦42×横70×高さ20です。)
- シンクにお湯をため、網や排水口部品も一緒につけ置き。
- 30分〜6時間放置(汚れの程度で調整)。
- スポンジで軽くこすり、水でしっかり流す。
- マイクロファイバークロスで拭き上げる。
メリット
- 環境にやさしく、手肌にも比較的安心
- 油汚れや茶渋など幅広い汚れに対応
- 除菌・消臭効果も期待できる
デメリット
- つけ置き時間が長い
- アルミ製品には使えない
- 洗剤の使用量が多い(シンク半分の水量で節約可能)

次は「短時間で真っ白に仕上げたい」人におすすめ
キッチン泡ハイターで10分放置
準備するもの
- キッチン泡ハイター
- ゴム手袋、ブラシ、ハケ(なければスポンジ)
- 中性洗剤、マイクロファイバークロス
手順
- 蓋やゴミ受けに泡ハイターをかけ、軽くブラシでこすって洗い流す。
- シンクにお湯をかけて汚れを落ちやすくする。
- 泡ハイターをシンク全体に吹きかけ、ハケで均一に広げる。
- 10分放置後、スポンジで軽くこすり洗い。
- しっかりお湯で流して拭き上げる。
メリット
- 漂白力が高く、シンクを真っ白にできる
-
除菌効果も優秀
デメリット
- 塩素臭が強いため換気が必須
- 色柄物や金属には使用できない

さらに「部分的な頑固汚れをしっかり落としたい」人におすすめ
多目的クレンザー・ジフで撫でこする
準備するもの
- 多目的クレンザー(100均でもOK)またはジフ
- ゴム手袋+軍手、ラップ、スポンジ
- 中性洗剤、マイクロファイバークロス
手順
- 中性洗剤で表面の汚れを軽く落とす。
- シンクの水分をしっかり拭く。
- 軍手の指先にクレンザーをとり、軽くなでるようにこすっていく。
- 落ちにくい部分は丸めたラップで優しくこする。
- お湯で流し、クロスで拭き上げる。
メリット
- 傷がつきにくい
- 軽い研磨作用で頑固な汚れも落とせる
デメリット
- 鏡やプラスチック素材には不向き
- 広範囲掃除には少し時間がかかる

最後はプロ並みに仕上げたい人におすすめ
ピカールで仕上げ磨き
「もっとピカピカにしたい!」という方には、金属磨き剤のピカールがおすすめです。
実際に私も使ってみたのですが、最初は水滴を拭かずに磨いたため仕上がりがイマイチ…。
ところが、水気をしっかり拭き取ってから布にピカールをつけて磨いたら、シンクが見違えるほどピカピカになりました。ただし匂いが強いので、換気をしながら行うのが必須です。
準備するもの
- ピカール(金属磨き用クリーナー)
- やわらかい布(マイクロファイバーがおすすめ)
- ゴム手袋
手順
- シンクの水気をしっかり拭き取る
- 柔らかい布にピカールを少量つける
- 円を描くようにやさしく磨く
- 全体を磨いたら、乾いた布で拭き取り仕上げる
メリット
- 鏡面仕上げのようにピカピカになる
- くすみや水垢の残りもきれいにできる
- プロのような輝きを実感できる
デメリット
- 匂いが強いため必ず換気が必要
- 磨きすぎると細かい傷がつく可能性あり
- 日常使いよりも「たまの仕上げ」に向いている
キッチンシンクを長持ちさせる予防策
毎日の習慣
キッチンを使った後はすぐに水で洗い流すようにしましょう。汚れを放置するとこびりついて落としにくくなります。また水気を拭き取ることも大切です。すぐ手に取れるところにマイクロファイバークロスを置いて拭く習慣をつけるといいですよ。
定期的なお手入れ
週に一度は、洗剤を使ってシンク全体を掃除しましょう。排水口のゴミ受けやトラップも定期的に取り外して掃除することが大切です。排水口に水切りネットストッキングをしておくとごみ捨てが簡単でお掃除も楽になります。
コーティング剤
コーティング剤はシンクの表面に薄い膜を作り汚れをつきにくくする効果があります。仕上げにコーティング剤を塗っておくと、水滴が防げてツヤも長持ちします。スプレータイプのものを使うと楽にコーティングできます。
まとめ
キッチンシンクをピカピカにする4つの方法をご紹介しました。それぞれの洗剤には特徴があるので、汚れの種類やシンクの素材に合わせて選び分けることが大切です。特に「つけ置き洗い」は、少ない手間でしっかり汚れを落とせる効率的な方法。忙しい日々の中でも取り入れやすいでしょう。
さらに、仕上げにピカールを使うと輝きがワンランクアップ。少し手間はかかりますが、時間のあるときにプロ並みのツヤを体験できます。
ぜひご自宅のキッチンでも試してみてください。シンク掃除が驚くほど楽になり、毎日の料理や片付けが気持ちよく進むはずです。キレイなシンクは、家事のモチベーションを高める小さなご褒美にもなりますよ。
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