お風呂の床の黒ずみが落ちない!中和を意識した掃除方法と百均のコゲ取りスポンジで落とす

この記事ではお風呂の床の黒ずみの原因を理解し、百均で手軽に入るコゲ取りスポンジを使って頑固な黒ずみをスッキリ落としていきます。さらに、お風呂掃除を効率よくするための中和を意識した掃除についても解説していきます。ぜひ最後までご覧ください。

お風呂の床、落ちない頑固な黒ずみをコゲ取りスポンジで落とす手順

お風呂の床は色んな汚れが蓄積されていますので、何からアプローチしていけばいいかわからないですよね。ですが、根気よく掃除の手順を踏んで頑固な汚れを落としていきましょう。

準備するもの

コゲ取りスポンジ(DAISO)

100均のDAISOで買えるアイテムです。水だけでこびり付いたコゲや水垢を落とせる研磨力の高いスポンジです。こちらは本来キッチンの焦げ取り用のスポンジです。ステンレスのメッシュがスポンジに編み込まれたものなので傷つきやすい素材への使用は控えましょう。

リンレイウルトラオレンジクリーナー(アルカリ洗剤)

天然オレンジオイル配合で油汚れに強く、さわやかな香りが特徴のクリーナーです。泡立ちが良く、環境にも優しいので小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使えます。

多目的クレンザー(DAISO)

多目的クレンザーは強力な洗浄力で家中どこでも使える万能クリーナーです。シンクの油汚れからお風呂の黒ずみ、コンロの焦げ付きまでこれ1本で様々な汚れを落とします。環境にやさしい成分なので小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心です。

ゴム手袋

お風呂掃除では洗剤を使う際手荒れを防ぐためにゴム手袋を着用しましょう。ゴム手袋は水や洗剤から手を保護してくれるので、手荒れしやすい方や洗剤の成分が気になる方におすすめです。衛生面も安心できますね。

マイクロファイバークロス

お風呂掃除の後、マイクロファイバークロスで水滴を拭き取ると水垢を防ぐだけでなく、カビの発生も抑えられます。マイクロファイバークロスは吸水性が高く、拭き取り力に優れているので浴室の壁・鏡・蛇口などを拭くのに最適です。また、速乾性にも優れているので洗濯後の乾きも早く衛生的です。

アルカリ洗剤とコゲ取りスポンジで落とす

  • まずは60度ぐらいのお湯でお風呂の床にシャワーをかけます。全体にまんべんなくかけて汚れを柔らかくして浮かし、落としやすい状態にします。

  • こびりついた汚れを浮かせるためにアルカリ洗剤を広範囲に多めに吹きかけていきます。
  • コゲ取りスポンジを洗剤の上から最初は軽く円を描くように擦っていきます。アルカリ洗剤の汚れを浮かす力とコゲ取りスポンジの研磨力を上手く使って、力加減を調整しながら傷がつかない程度の力をで小さい円を描くことを意識して擦っていきます
  • 汚れのひどい箇所は多目的クレンザーなどを使うと落ちやすいです。

  • 最後にシャワーでしっかり洗剤を落とし、マイクロファイバークロスで拭き取ります。

コゲ取りスポンジを使う上での注意点

コゲ取りスポンジは研磨力が高いので浴槽やシンクなどに使えますが、傷つきやすい素材には使用を控えましょう。例えば、コーティング加工されたもの・プラスチック・塗装面などは傷がつく可能性があります。

また、力を入れすぎると素材を傷つける場合があるので優しくこするように使いましょう。心配な場合は目立たない場所で試してから使うことをおすすめします。

色々試した結果!

お風呂の床の黒ずみ本当に困りますよね。毎日掃除するのは大変でついついサボってしまうと、いつの間にか黒ずみが広がっている…なんてことも。

オキシクリーンに漬け込んでみたものの汚れの種類が違ったのか、効果はイマイチでした。メラミンスポンジと多目的クレンザーを使ってみたこともありますが、床のザラザラですぐにメラミンスポンジが削れてしまい綺麗にする前に断念しました。

そこで、研磨力のあるコゲ取りスポンジと多目的クレンザーを試したところ、汚れは落ちてくれましたが床への負担が気になりました。もう少し優しい方法はないかと探して見つけたのがウルトラオレンジクリーナーです。掃除は洗剤と道具の組み合わせでもあるので、色々試していくと良いと思います。

中和を意識した掃除方法で汚れスッキリ

中和ってどういうこと?

お風呂の汚れは大きく分けて酸性とアルカリ性の2種類があります。洗剤も酸性とアルカリ性(中性もあります)があります。反対の性質を持つものを混ぜ合わせてお互いの性質を打ち消し合うことを中和と言います。

例えば、食べ過ぎなどで胃酸過多になると胃がムカムカしますよね?これは胃酸が強すぎる酸性になっている状態です。そこでアルカリ性の成分を含む胃薬を飲むと胃酸が中和されてムカムカが落ち着きます。このように、酸性とアルカリ性のものを混ぜてちょうど良い状態にするのが中和です。

お風呂掃除にもこの中和の仕組みを利用することで汚れを効率よく落とすことができるんですね。つまり、酸性の汚れ(皮脂汚れ、シャンプーなどの残りカスなど)にはアルカリ性の洗剤、アルカリ性の汚れ(水垢、石鹸カスなど)には酸性の洗剤を使うということですね。

少し難しいかもしれませんが、それぞれ逆の性質を持つ洗剤を使うことで中和が起こり、汚れが落ちやすくなるのです。中和を意識することでお風呂掃除が驚くほど楽になります。ぜひ、今日から試してみてくださいね!

黒ずみができる原因を知ろう!

お風呂の床の黒ずみは、主に以下の4つの原因によって発生します。汚れを落とすには、黒ずみの原因を把握することが大切です。

水垢

水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル成分が、水が蒸発した後に白い固形物として残ります。これが水垢です。水垢はアルカリ性で放置するとこびりついて落ちにくくなります。

石鹸カス

石鹸やボディソープに含まれる脂肪酸が、水中のカルシウムやマグネシウムと結合して固まります。これが石鹸カスです。石鹸カスもアルカリ性で水垢と同様にこびりつきやすい性質があります。

皮脂汚れ

人間の体から出る皮脂汚れは酸性です。皮脂汚れ自体は落ちやすいのですが水垢や石鹸カスと混ざるとより落ちにくい汚れに変化してしまいます。

黒カビ・ピンク色のヌメリ

浴槽の黒カビは皮脂や石鹸カスなどを栄養源として高温多湿の環境で繁殖するカビの一種です。放置すると落とすのが大変になるだけでなく、健康にも悪影響を与える可能性があるので見つけたら早めに除去しましょう。こちらは酸性でもアルカリ性でもなく菌です。

黒カビ・ピンク色のヌメリは何で落とす?

黒カビ・ピンク色のヌメリは菌が原因なので中和させるというよりは除菌・殺菌・漂白が重要になってきます。

黒カビの落とし方

黒カビは浴室の目地やゴムパッキンなどに発生しやすく根が深く入り込んでいるため落とすのが大変です。効率よく落としてくれる洗剤は塩素系漂白剤キッチンハイターです。強力な漂白作用で黒カビを根こそぎ除去してくれます。

ただし、塩素系漂白剤は刺激が強いので使用する際は必ず換気を行い、ゴム手袋やマスクを着用しましょう。また、素材によっては変色する可能性があるので目立たない場所で試してから使うようにしてください。

掃除の手順

  1. 換気をしっかり行いゴム手袋とマスクを着用します。
  2. キッチンハイターを容器に入れハケで黒カビに直接塗っていきます。
  3. 約30分ほど置いてシャワーで洗い流します。
  4. カビが落ちにくいゴムパッキンなどは塗った後にサランラップなどで覆って長めに放置しておきます。
  5. しっかり洗い流してマイクロファイバークロスで拭き取ります。

ピンクヌメリの落とし方

ピンクヌメリは水垢や皮脂などを栄養源とする酵母菌の一種で、浴室の床や壁などに発生しやすいです。比較的落としやすい汚れなので中性洗剤で十分落とせます。

掃除の手順

  1. 浴室用洗剤をスポンジにつけピンクヌメリをこすり洗いします。
  2. シャワーで洗い流します。

予防方法

黒カビもピンクヌメリも湿気が多い場所に発生しやすいので、日頃から換気を心がけ水滴を拭き取るようにしましょう。また、定期的に浴室用洗剤で掃除することで汚れの蓄積を防ぎ、カビやヌメリの発生を抑制することができます。これらの方法を試して清潔なお風呂を保ちましょう!

4種類の洗剤の注意事項

大きく分けて酸性洗剤・アルカリ性洗剤・中性洗剤・塩素系洗剤 の4種類があります。それぞれの注意事項を知った上で中和を意識した掃除をしていきましょう。

酸性洗剤を使う際の注意事項

酸性洗剤は水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れに効率よく反応して汚れを落としてくれますが、大理石や一部の金属に使用すると変色や腐食の可能性があります。酸性が高い洗剤の長時間での放置は変色に気を付けてください。

使用前に素材を確認し目立たない場所で試してから使いましょう。塩素系洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので絶対に混ぜて使用しないでください。

アルカリ洗剤を使う際の注意事項

アルカリ性洗剤は皮脂汚れや油汚れなどの酸性の汚れに効率よく反応して汚れを落としてくれますが、アルミや銅などの金属に使用すると変色する可能性があります。こちらも使用前に素材を確認し、目立たない場所で試してから使いましょう。

中性洗剤を使う際の注意事項

中性洗剤は界面活性剤で汚れを浮かして取るため、水洗いができる場所であれば基本的に使用は可能です。頑固な汚れには向いていないので、こびりついたような汚れの際は酸性洗剤やアルカリ性洗剤の方が効率よく汚れが落とせます。

塩素系洗剤を使う際の注意事項

塩素系洗剤は黒カビに効率よく反応して汚れを落としてくれますが、強力なため取り扱いには注意が必要です。必ず換気を行いゴム手袋とマスクを着用しましょう。酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するので絶対に混ぜて使用しないでください。また、色柄物や金属への使用は避け、目立たない場所で試してから使いましょう。

まとめ

お風呂の床の黒ずみは、コゲ取りスポンジを使いつつ中和を意識した掃除を心がけるとお掃除が簡単で楽になります。ぜひこの記事を参考にしていただき一人でも多くの方の掃除の参考になれば幸いです。

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