お風呂の床の黒ずみが落ちない!中和を意識した掃除方法と百均のコゲ取りスポンジで落とす

お風呂の床の黒ずみは、皮脂汚れや石鹸カス、水垢が蓄積してできたものです。特に湿度の高い浴室では、カビや黒カビが発生しやすく、黒ずみがさらに悪化します。

市販の洗剤を使っても効果が薄い場合があり、困ります。そこで今回は、百均で手軽に入手できるコゲ取りスポンジを使った中和を意識した掃除方法を紹介します。

黒ずみの原因とその対策

黒ずみの原因

  • 皮脂汚れ:人の皮膚から出る油分が床に付着し、汚れを引き起こします。
  • 石鹸カス:石鹸が溶けて床に残ることで、汚れが蓄積します。
  • 水垢:水道水に含まれるミネラル成分が床に付着し、白くかすんだ状態になります。

黒ずみを防ぐための対策

  • 使用後は熱めのシャワーで洗い流す:石鹸カスや皮脂を残さないようにします。

  • 水分を拭き取る:水分が残るとカビが発生しやすくなるため、できる限り拭き取ります。

  • しっかりと換気する:湿度を下げることでカビの増殖を抑えます。

中和を意識した掃除方法

黒ずみを効果的に落とすためには、汚れの性質をしっかり理解し、中和することが大切です。具体的に、皮脂やシャンプーの残りカスなどの酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤を使用するということです。

また、水垢や石鹸カスなどのアルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使用します。このように、汚れの性質と逆の性質を持つ洗剤を使用することで、中和反応が発生し、汚れが簡単に落ちるようになります。「汚れの性質を考えて中和させる」この意識がお風呂掃除を格段に楽にさせます。

使用する道具

  • コゲ取りスポンジ(DAISO)

100均のDAISOで買えるアイテムです。水だけでこびり付いたコゲや水垢を落とせるステンレス繊維が編み込まれた研磨力の高いスポンジです。こちらは本来キッチンの焦げ取り用のスポンジです。

  • リンレイウルトラオレンジクリーナー(アルカリ洗剤)

天然オレンジオイル配合で油汚れに強く、さわやかな香りが特徴のクリーナーです。泡立ちが良く、環境にも優しいので小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使えます。

  • 多目的クレンザー(DAISO)

多目的クレンザーは強力な洗浄力で家中どこでも使える万能クリーナーです。シンクの油汚れからお風呂の黒ずみ、コンロの焦げ付きまでこれ1本で様々な汚れを落とします。環境にやさしい成分なので小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心です。

  • ゴム手袋

お風呂掃除では洗剤を使う際手荒れを防ぐためにゴム手袋を着用しましょう。ゴム手袋は水や洗剤から手を保護してくれるので、手荒れしやすい方や洗剤の成分が気になる方におすすめです。衛生面も安心できますね。

  • マイクロファイバークロス

お風呂掃除の後、マイクロファイバークロスで水滴を拭き取ると水垢を防ぐだけでなく、カビの発生も抑えられます。マイクロファイバークロスは吸水性が高く、拭き取り力に優れているので浴室の壁・鏡・蛇口などを拭くのに適しています。また、速乾性にも優れているので洗濯後の乾きも早く衛生的です。

アルカリ洗剤とコゲ取りスポンジで落とす

  • まずは60℃ぐらいのお湯でお風呂の床にシャワーをかけます。全体にまんべんなくかけて汚れを柔らかくして浮かし、落としやすい状態にします。

  • こびりついた汚れを浮かせるためにアルカリ洗剤を広範囲に多めに吹きかけていきます。
  • コゲ取りスポンジを洗剤の上から最初は軽く円を描くように擦っていきます。アルカリ洗剤の汚れを浮かす力とコゲ取りスポンジの研磨力を上手く使って、力加減を調整しながら傷がつかない程度の力で小さい円を描くことを意識して擦っていきます。
  • 汚れのひどい箇所は多目的クレンザーなどを使うと落ちやすいです。

  • 最後にシャワーでしっかり洗剤を落とし、マイクロファイバークロスで拭き取ります。

コゲ取りスポンジを使う上での注意点

コゲ取りスポンジは研磨力が高いので浴槽やシンクなどに使えますが、傷つきやすい素材には使用を控えましょう。例えば、コーティング加工されたもの・プラスチック・塗装面などは傷がつく可能性があります。

また、力を入れすぎると素材を傷つける場合があるので優しくこするように使いましょう。心配な場合は目立たない場所で試してから使うことをおすすめします。

体験談

お風呂の床の黒ずみは、掃除が難しいと感じることが多いです。毎日掃除するのは大変で、サボってしまうといつの間にか広がってしまいます。私もオキシクリーンでつけ置きしてみたものの、効果がイマイチでした。

汚れの種類が違ったんですね。その後、メラミンスポンジと多目的クレンザーを試しましたが、床のザラザラした部分でスポンジがすぐに削れてしまい、綺麗にする前に断念しました。

そこで、研磨力のあるコゲ取りスポンジと多目的クレンザーを組み合わせてみました。結果としては汚れが落ちましたが、床への負担が心配でした。

そのため、もう少し優しい方法を探して見つけたのがウルトラオレンジクリーナーです。このクリーナーはオレンジオイルを使用しており、油汚れやコゲの除去に効果的です。

特に、床への負担が少ないため、優しい掃除方法としておすすめです。掃除は洗剤と道具の組み合わせが重要なので、色々試してみる価値があります。

4種類の洗剤の注意事項

掃除に使用する洗剤は、酸性洗剤、アルカリ性洗剤、中性洗剤、塩素系洗剤の4種類があります。それぞれの特性と注意事項を理解することで、安全かつ効果的に掃除を行うことができます。

酸性洗剤

注意事項:

  • 大理石や一部の金属に使用すると変色や腐食の可能性があります。
  • 塩素系洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対に併用しないでください。
  • 皮膚や目に触れると刺激を与える可能性があるため、手袋やゴーグルを着用してください。

落とせる汚れ:

  • 水アカや湯アカ、石鹸カス、尿石などアルカリ性の汚れ。
  • タバコや生ゴミ、アンモニアのニオイも効果的です。

アルカリ洗剤

注意事項:

  • アルミや銅などの金属に使用すると変色する可能性があります。
  • 皮膚や目に触れると刺激を与える可能性があるため、手袋やゴーグルを着用してください。

落とせる汚れ:

  • 皮脂汚れや油汚れ、血液、カビ、ヤニなど酸性の汚れ。

中性洗剤

注意事項:

  • 頑固な汚れには向いていないため、酸性やアルカリ性洗剤を併用することがあります。
  • 水洗いが可能な場所であれば基本的に使用可能です。

落とせる汚れ:

  • 軽い油汚れや手垢、家具や家電についたホコリなど。

塩素系洗剤

注意事項:

  • 強力なため取り扱いに注意が必要です。必ず換気を行い、ゴム手袋とマスクを着用してください。
  • 酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生するため、絶対に併用しないでください。
  • 色柄物や金属への使用は避け、目立たない場所で試してから使いましょう。

落とせる汚れ:

  • 黒カビや頑固な汚れに効果的です。

まとめ

お風呂の床の黒ずみは、コゲ取りスポンジを使いつつ中和を意識した掃除を心がけるとお掃除が簡単で楽になります。ぜひこの記事を参考にしていただき一人でも多くの方の掃除の参考になれば幸いです。

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