「窓拭きって面倒くさい…」「拭き跡が残ってしまってキレイにならない…」そんな悩みをお持ちのあなたへ。この記事では窓拭きで拭き跡を残さない方法をプロが実際に使っているスクイジーの使い方を交えながら詳しく解説していきます。
窓ガラスがピカピカになると部屋全体が明るく感じられ、気持ちも晴れやかになりますよね。ちょっとしたコツと適切な道具を使うことで、誰でも簡単にプロ並みの仕上がりを実現できます。ぜひ、この記事を参考にして窓拭きのストレスから解放されてください!
窓拭きで拭き跡が残ってしまう原因
窓拭きで拭き跡が残ってしまうのは多くの方が経験する悩みのひとつですよね。拭き跡の原因は様々ですが代表的なものと対策をいくつかご紹介します。
洗剤の量が多い
窓拭きには基本的に水だけで十分です。水だけでもほとんどの汚れは落とせますが、油汚れなど落ちにくい汚れには中性洗剤を少しだけ加えましょう。ただし、洗剤を入れすぎると泡立ちすぎて水が流れ落ち、拭き跡の原因となるので注意が必要です。
汚れをしっかり落としていない
窓ガラスには目に見えないホコリや油汚れが付着しています。これらの汚れをきちんと落とさずに拭き取ると拭き跡の原因となります。
拭き取り方が間違っている
窓を拭く際に同じ方向に何度も往復したり、円を描くように拭いたりするのは避けましょう。 こういった拭き方では汚れをただ広げてしまうだけで、拭きムラが目立つ原因になってしまいます。
道具が適切でない
タオルや雑巾など吸水性が低いものや、繊維が多いもので拭くと水分が残ってしまい拭き跡の原因になります。また、古くなったスクイジーのゴムは劣化して硬くなっているため、水切れが悪く拭き跡が残る原因になります。
スクイジーを使った窓拭きの方法
プロの窓拭きでよく使われているスクイジーを使うことで効率的に、そしてキレイに窓を拭くことができます。
スクイジーとは?
スクイジーとはT字型の持ち手にゴムのブレードが付いた窓拭き用の道具です。ゴムのブレードで水分を一気に拭き取ることで拭き跡が残りにくく、クリアな仕上がりを実現できます。
スクイジーを使った窓ふきのコツ
準備
- スクイジー
- バケツ
- 中性洗剤(ひどい汚れの場合)
- マイクロファイバークロス( スクイジーの拭き取り用、水拭き用)
水拭きは、垂れない程度の水を含ませてしっかり汚れをとりましょう
マイクロファイバークロスを水で濡らし、かなり緩めに絞ってから窓全体の汚れを取っていきます。水気が多いと汚れをキャッチしやすくなるので、垂れない程度の水でしっかり落としていきます。
汚れがあるとスクイジーでガラスを傷つけてしまいますし、ゴムも悪くなってしまいます。
雑巾はきっちりと畳んだ状態で使う
掃除の基本的なことですが、きっちりとマイクロファイバークロスを畳んで使うようにしてください。くしゃくしゃの状態で拭くのは汚れをまき散らす可能性もあり、効率が悪いです。畳んだ状態で汚れたら面を変えて拭くようにしてください。
窓拭きは一定方向に動かして
窓ふきで何度も同じところを拭いたりするのは汚れを広げているだけですので、コの字や一定方向にマイクロファイバークロスを動かしていき、汚れたら面を変えて拭くようにしましょう。
基本水のみでOK!汚れがひどい場合のみ中性洗剤を数滴使う
窓の汚れはほこりや花粉などが多いので、基本は水のみでもキレイになります。汚れがひどい場合はマイクロファイバークロスに数滴垂らして拭きます。その後しっかり水拭きを数回して、汚れと洗剤を落とします。
スクイジーは少し寝かせた状態で水を切って
水拭きのマイクロファイバークロスをしっかり洗ってキレイになった状態で、今度は固く絞って半分もしくは1/3を拭き、スクイジーを少し寝かせた状態で水を切っていきます。水が乾いてしまう前に水切りをしたいので状況に応じて濡らす範囲を選択してみてください。
初めてスクイジーを使うなら距離の短い横方向に
プロの方がスクイジーを上下に動かして手際よくされているのを見かけますが、なかなかコツもあって水垢が縦線に残ってしまうこともあると思います。ですので、効率は悪いかもしれませんが横方向にスクイジーを動かして使用すると、水垢の残りがなくキレイになるのでお勧めです。
スクイジーを2センチぐらい傾けて動かして
スクイジーを使う際は窓枠と平行にせず、少し斜めに傾けて動かすのがポイントです。こうすることで水がスムーズに流れ落ち、よりキレイに拭き取ることができます。また、スクイジーを動かすたびにブレード(ゴムの部分)を乾いたマイクロファイバークロスで拭き取ると拭きムラを防ぐことができます。
仕上げはマイクロファイバークロス
マイクロファイバークロスは高い吸水性と優れた拭き取り力を持っています。さらに、繊維が細く毛羽立ちが少ないため拭き跡が残りにくいです。ですから、窓ガラスの縁に残った水分を仕上げるのには最適です。
スクイジーの選び方
スクイジーを選ぶ際に、いくつか注意しておきたいポイントがあります。
ゴムの素材
スクイジーのゴムには主に天然ゴムと合成ゴムがあります。天然ゴムは耐久性が高く水切れが良く、合成ゴムは耐薬品性が高く劣化しにくいのが特徴です。ですので窓拭き用には耐久性が高く、水切れの良い天然ゴム製のスクイジーがおすすめです。
ゴムの硬さ
ゴムの硬さは硬めと柔らかめがあります。硬めのゴムはガラスにしっかりと密着するので水切れが良く、柔らかめのゴムは曲面にもフィットしやすいので細かい部部の拭き取りに適しています。ですので窓拭き用には水切れの良さを重視して、硬めのゴムを選びましょう。
ブレードの幅
ブレードの幅は狭いものと広いものがありますが、窓のサイズに合わせて適切な幅のブレードを選びましょう。 一般的には30cm程度の幅があればほとんどの窓に対応できます。
ハンドルの長さ
ハンドルの長さは短いものと長いものがありますが、手の届きやすい窓を拭く場合は短いハンドルで十分です。 高所の窓を拭く場合は伸縮式のハンドルを選ぶと便利です。
重さ
スクイジーの重さは軽いものと重いものがあります。窓拭き用には水切れの良さを重視して重いものを選びましょう。 ただし、重すぎると手が疲れてしまうため適度な重さのものを選ぶのが大切です。
これらのポイントを参考に自分に合ったスクイジーを選んでみてください。
経験談
100均でスクイジーを見つけたので試しに使ってみました。使ってみた感想としては、まずまずキレイにはなったのですが、ゴムが柔らかすぎて水切れが悪かった点とゴムが長すぎて小回りが利かなかった点が少し気になりました。
とはいえ、以前のように雑巾で拭いたり、ガラスクリーナーを使ったりした時と比べると格段にキレイに仕上がったので次はプロ仕様のスクイジーを試してみたくなりました。
スクイジーを使う上でのポイント
- スクイジーのゴムは常に清潔に保ちましょう。
- ゴムが劣化したら新しいものに交換しましょう。
- スクイジーを動かす際は一定の角度と力を保つように意識しましょう。
- 窓ガラスに砂やホコリが付着した状態でスクイジーを使うとガラスに傷が付く可能性があるので注意しましょう。
拭き跡を残さないためのその他のポイント
スクイジー以外にも拭き跡を残さないためのポイントがあります。
洗剤選び
基本的には水のみでガラスの汚れはほぼ落ちます。もし使うとすれば窓拭きには中性洗剤を少なめで使用するのがおすすめです。アルカリ性洗剤や酸性洗剤は窓ガラスを傷つけたり、変色させたりする可能性があります。
拭くタイミング
窓拭きをする際は直射日光が当たらない朝方や夕方が最適です。直射日光が当たると窓ガラスが熱くなり、洗剤や水分がすぐに乾いてしまうので拭き跡の原因となります。曇りの日に窓拭きをするのもとてもいいですね。汚れを確認しやすく、湿度が高いため汚れが柔らかくなり落ちやすくなります。
マイクロファイバークロスを使う
マイクロファイバークロスは吸水性が高く、繊維が少ないため拭き取りに最適です。タオルや雑巾に比べて拭き跡が残りにくく、ガラスを傷つけにくいというメリットもあります。
窓の種類別の窓拭き方法
窓の種類によって適切な窓拭き方法は異なります。
単層ガラス
一般的な窓ガラスなので特別な注意は必要ありません。上記で紹介したスクイジーを使った方法でキレイに拭き取ることができます。
複層ガラス
2枚のガラスの間に空気層がある窓ガラスです。断熱性や遮音性に優れています。複層ガラスもスクイジーを使った方法で問題なく拭き取ることができます。ただし、複層ガラスの真ん中の部分、つまり2枚のガラスの間の汚れは残念ながらご自身で落とすことはできません。
複層ガラスは2枚のガラスの間に空気層を設けることで断熱性や遮音性を高めた構造になっています。この空気層は密閉されているため外部から汚れが入ることは通常ありませんが、製造過程でわずかな埃や水分が入り込んでしまうことがあります。
もし、複層ガラスの間に目立つ汚れがある場合はガラスの製造元に問い合わせるか、窓ガラスの修理業者に相談することをおすすめします。
複層ガラスの汚れを防ぐには?
複層ガラスの間に汚れが入らないようにするには、以下の点に注意することが大切です。
- 複層ガラスを設置する際は専門業者に依頼し、正しく施工してもらうようにしましょう。
- 結露は複層ガラスの寿命を縮めるだけでなく、汚れの原因にもなります。こまめな換気や除湿を行い結露を防ぐように心がけましょう。
複層ガラスは断熱性や遮音性に優れている反面一度汚れが入ってしまうと掃除が難しいという側面もあります。日頃から注意してきれいな状態を保つようにしましょう。
Low-Eガラス
Low-Eガラスは特殊な金属膜をコーティングした窓ガラスです。断熱性や遮熱性に優れています。Low-Eガラスはコーティングが剥がれやすいという特徴があるため研磨剤入りの洗剤や硬いブラシの使用は避けましょう。水とマイクロファイバークロスで優しく拭き取ってください。
スクイジーを使う際、硬すぎるゴム製のスクイジーはLow-E膜を傷つける可能性があります。柔らかめのゴム製のスクイジーを選び、優しく滑らせるようにスクイジーを動かしましょう。熱割れしやすいので直射日光が当たっている時は掃除を避けましょう。
まとめ
この記事では窓拭きで拭き跡を残さない方法についてスクイジーの使い方を中心に解説しました。スクイジーはプロの窓拭きでも使われている道具で誰でも簡単に扱えます。正しい使い方をマスターすれば短時間でしかもキレイに窓を拭くことができます。
ぜひ、この記事を参考にしてスクイジーを使って窓拭きをしてみてください。窓ガラスがピカピカになれば気持ちも晴れやかになること間違いなしです。
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