DIY好きの夫が制作したプラダン二重窓。一体どのように作ったのか気になった私は、夫にプラダン二重窓の作り方や、工夫した点などを詳しく聞いてみました。さらに、プラダン二重窓を設置して1年経った今、どんな変化があったのか?率直な感想も合わせてご紹介します。
これからプラダン二重窓に挑戦したいという方は、ぜひ参考にしてください。
プラダンとは
プラダンとは、 軽くて加工しやすいプラスチック製のダンボールのような素材のことです。 なんと、低コストなのに断熱効果も期待できる優れものなんです。既存の窓の内側にプラダンで作った窓を取り付けるだけで、窓と部屋の間に空気層ができて断熱性がアップします。
プラダンでDIY!スライド二重窓の作り方
プラダンカット寸法の決め方
プラダン二重窓作りの最重要ポイントは、窓枠の内側のサイズを正確に測り、プラダンのカット寸法を決定することです。
プラダンのカット寸法を決める
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縦の長さ: 窓枠の縦の長さから上下のガラス戸レールの厚み(2mmの場合上下で4mm)を引いて、さらに1mm短くしておくといいです。
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横の長さ: 窓枠の横の長さを2で割り、重ねる部分として20mmほど足します。
窓枠縦のサイズは少し短くしておくとプラダンがスムーズに動きます。
我が家の場合を例にあげると
- 窓枠内側サイズ:縦1300mm × 横1200mm
- プラダンサイズ:縦1295mm × 横620mm (2枚)
縦の長さ
プラダンの縦の長さは 1300mm – 4mm – 1mm = 1295mm となります。
横の長さ
プラダンの横の長さは (1200mm ÷ 2) + 20mm = 620mm となります。
- ガラス戸レールの厚みは、お使いのレールによって異なる場合があります。
- 重ねる部分の幅はお好みで調整してください。
材料を準備する
プラダン(900㎜×1800㎜×4㎜)×2枚
ホワイトジョイナーコ4(4㎜×1820㎜)×4本【プラダン縦4か所にはめ込み&取っ手に使用】
ガラス戸レール 上(5㎜×1000㎜)×3本【窓枠の上下のレールに使用】
ホワイトアングル(10㎜×10㎜)×2本【窓縦枠左右にガイドと取っ手で使用】
両面テープ
クラフトのこぎり
- カッター
- 定規
- メジャー
- マスキングテープ
ガラス戸レールの取り付け方
ガラス戸レールを窓枠の上下にしっかりと取り付けるためのポイントをご紹介します。
マスキングテープで仮止め
まず、窓枠にマスキングテープを貼ります。その上に両面テープを貼ることで、窓枠を傷つけずにレールの位置を確認しながら作業できます。
レールの貼り付け
両面テープの上にガラス戸レールをゆっくりと真っ直ぐに貼り付けていきます。この時、レールが歪まないように注意しましょう。
縦枠ガイドをプラス
窓の枠に沿って、ホワイトアングルを取り付けます。ポイントは、左右の扉でホワイトアングルの貼り付け位置を変えることです。こうすることで扉を閉めた時に隙間がなくなり、ぐらつきを防ぐことができます。
- ホワイトアングルの長さは、上下のガラス戸レールの厚み(4mm)を引いた窓枠の高さに合わせてカットします。
- 左側の扉側:ガラス戸レールの真ん中のレールに貼り付けます。
- 右側の扉側:ガラス戸レールの手前のレールに貼り付けます。
- 例:窓枠の高さが1300mmの場合、ホワイトアングルの長さは1300mm – 4mm = 1296mmとなります。
干渉部分をカット
ホワイトアングルとガラス戸レールが干渉する場合は、邪魔にならない位置でカットします。
ポイント
- マスキングテープを使用することで、仮止めや位置調整が簡単にできます。
- ホワイトアングルをつけてガイドをすることで、プラダンを閉めた時に隙間なく納まりがよくなります。
プラダンをカットする
測った寸法に合わせてプラダンをカッターでカットします。定規を使ってまっすぐにカットしましょう。
プラダンの周りに窓枠をつける
プラダンの左右にホワイトジョイナーコ4をプラダンの縦の長さでカットします。両面テープでコの長い部分とプラダンを貼り付けます。2枚あるので4か所貼る形になります。
取っ手をつける
左右の窓の縦枠に貼ったホワイトアングルの残りで取ってを作りました。これも両面テープで貼り付けるだけです。これをつけることで開け閉めが簡単にできるので取っ手はつけておいた方がいいです。
閉めた時に隙間ができないように窓枠の横にレールをつけ、プラダンがピッタリと入るようにしました。
完成
窓の開閉に支障がないか確認して完成です。
ポイント
- プラダンは窓枠より少し小さめにカットすると、窓の開閉がしやすくなります。
- 両面テープは、プラダンの二辺にしっかりと貼り付けましょう。
- プラダンが窓枠にしっかりと固定されているか確認しましょう。
- 必要に応じてプラダンの縁に隙間テープなどを貼ると、断熱効果を高めることができます。
プラダン二重窓つけて1年経って効果を旦那に問いかけてみた
カーテンがすきま風でひらひらするのが鬱陶しく、目隠しが目的でロールカーテンやガラスシートも検討したんだけど、コスト面や手間を考えて模索していたけど、一番いいなと思ったのがプラダン二重窓だった。
窓が大きい分プラダンが少しへたってきて、真ん中あたりに隙間ができてしまったけど、突っ張り棒を入れてプラダンを安定させた。
プラダン二重窓を作って良かったって思ってる。見た目はスッキリして圧迫感がないし、カーテンの時のように隙間風でひらひらすることもないからね。作るのもそんなに手間ではないし、へたったらプラダン窓だけ交換すればいいからメンテナンスも楽だしね。もし、作りたいっていう人がいたら間違いなく勧めるね。
まとめ
プラダンを使ったスライド式二重窓のDIYは、意外と簡単に低コストでできちゃいそうですね。夫にあれこれ質問してみたのですが、デメリットらしいデメリットは出てきませんでした。夫の場合は目隠しが目的だったというのもあるかもしれませんが…。
断熱効果や結露防止については、劇的な変化を感じたわけではありませんが、隙間風が減るだけでも十分効果はあると感じました。DIYが苦手な方は市販の二重窓キットというのもあるそうなので利用してみてはいかがでしょうか。
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