この記事では、10年以上のプロの経験に基づいた効率的な掃除方法を紹介します。これらのテクニックを実践することで、毎日の掃除時間を大幅に減少し、常に清潔な家で快適に過ごせるようになります。
掃除の基本:「すぐやる」が鉄則
掃除の基本は「すぐやる」ことです。汚れを放置すればするほど落とすのが難しくなります。例えば、キッチンの油汚れは時間が経つと固着してしまい、落とすのに何倍もの労力がかかってしまいます。
私が実践している「すぐやる」テクニックをいくつかご紹介します。
料理中の待ち時間を活用する
- 野菜を茹でている間にまな板や包丁を洗う
- オーブンで調理している間に使用済みの調理器具を洗う
入浴前後の数分を有効活用する
- 湯船にお湯を溜めている間にお風呂場の洗面台を磨く
- 髪を乾かした後、洗面台に落ちた髪の毛をティッシュで拭き取ると同時に水気を拭き上げる
歯磨き後すぐやる
- 歯磨きをした後に、洗面台をメラミンスポンジシートで軽くこすって拭き上げる

階段の上り下りを活用する
- 朝階段から降りてくる際にモップをかけながら降りる
- 上がっていく際ワイパー手袋をしながら手すりのホコリをとる
これらの小さな習慣を積み重ねることで、大掃除のような大がかりな作業が不要になり、いつでもきれいな状態を保てるようになります。
道具選びのコツ:マルチに使える便利グッズ
効率的な掃除には、適切な道具選びが欠かせません。私がおすすめするのは、マルチに使える便利グッズです。これらを活用することで掃除道具の数を減らし、収納スペースも節約できます。
マイクロファイバークロス
- 水拭き・乾拭き両方に使える
- 埃や汚れをしっかりキャッチする
- 洗濯して繰り返し使用可能
伸縮式モップ
- 床掃除だけでなく、天井や壁の掃除にも使える
- ヘッド部分を交換することでドライ・ウェット両方の掃除が可能
スチームクリーナー
- 高温の蒸気で汚れを落とす
- 洗剤不要で環境にやさしい
- キッチン・浴室・床など様々な場所で使用可能
多機能ハンディクリーナー
- 吸引だけでなく、ブラシ付きヘッドで擦り洗いも可能
- 隙間ノズルで狭い場所の掃除も簡単
これらの道具を上手に活用することで、掃除の効率が格段に上がります。特に、マイクロファイバークロスは私の掃除の必需品です。埃や汚れをしっかりキャッチしてくれます。しかも、繰り返し使用できるのでエコで経済的です。
場所別クリーニングテクニック
家の中には様々な場所がありますが、それぞれに適した掃除方法があります。ここでは、主要な場所ごとの効率のよい掃除テクニックをご紹介します。
キッチン
キッチンは毎日使う場所なので、こまめな掃除が重要です。
シンク全体の洗浄
- シンク内全体を、スリーコインズのスポンジでシートに水を含ませ優しくこすり洗いします
- 蛇口や水栓まわりも忘れずに洗います。
- 油汚れがひどい時は中性洗剤を少したらして軽くこすり洗いをします
排水口の清掃
- 排水口には水切りネットを使い、一日の最後にネットを新しいネットに交換する
- 排水口カバーとゴミ受けを取り外し、サッと洗います
仕上げ
- 洗剤を水でしっかり洗い流します。
- マイクロファイバークロスやキッチンペーパーで、シンク全体の水気をしっかりと拭き取ります
この簡単な3ステップを毎日続けることで、キッチンシンクの清潔さを保ち、頑固な汚れの蓄積を防ぐことができます。特に最後の水気をしっかり拭き取る作業は、水垢防止に効果的なので忘れずに行いましょう。
キッチンシンクをピカピカにする方法にについては下記の記事で紹介しています。
コンロ周りの掃除
- 調理後、コンロが冷めたらすぐに水拭きをします
- 水拭きで落ちない汚れは重曹に少量の水を加えてペースト状にします
- サランラップを丸めて汚れた箇所を円で描くように優しく擦ります
- キッチンペーパーで重曹を拭き取ります
- 最後に水拭きをして仕上げます
- 1〜2分程度で済むので、夕食の片付け後に習慣づけるとよいでしょう。
五徳(ごとく)のつけ置き
- 週に1回程度バケツに重曹をお湯でとかして、五徳を入れてつけ置きします
- その後ブラシで擦り洗いして、しっかり水洗いをします
- マイクロファイバークロスでしっかり拭き取ります
冷蔵庫
- 週1回、庫内の整理と拭き掃除を行う
- 3ヶ月に1回、庫内を空にして徹底清掃
バスルーム
湿気の多い場所なので、カビ対策が重要です。
浴槽
- 使用後は必ずお湯で流し、週に1回クエン酸で掃除
- 浴槽のフチは毎日拭き取り
シャワーヘッド
- 月に1回、酢に浸けて洗浄
- 週1回、歯ブラシでノズルの汚れを落とす
排水口
- 毎日髪の毛を捨てる
- 月1回、キッチン泡ハイターで泡洗浄
天井
- フロアワイパーにドライシートを取り付け、アルコールを少量吹きかけて天井を拭きます
リビング
人が最も長く滞在する場所なので、快適さを保つことが大切です。
フローリング
- 毎日ドライモップがけ
- 週1回、水拭き
ソファ
- 週1回、掃除機がけ
- 3ヶ月に1回、カバーを洗濯
エアコン
- 2週間に1回、フィルター掃除
- 年1回、プロによるクリーニング
これらの掃除を定期的に行うことで、家全体が清潔に保たれます。特に、キッチンとバスルームは毎日使う場所なので、こまめな掃除が大切です。
時短掃除のコツ:15分でできる毎日の掃除ルーティン
忙しい現代人にとって、毎日長時間掃除に時間を割くのは難しいものです。そこで、私がおすすめするのが15分の掃除ルーティンです。この方法を実践すれば、毎日の掃除が苦にならなくなりますよ。
リビング(5分)
- フローリングをドライモップがけ
- テーブルや棚をワイパー手袋で軽く拭く
キッチン(5分)
- シンクを洗い、水気を拭き取る
- コンロ周りを拭く
- 床を軽くモップがけ
バスルーム(3分)
- 洗面台を拭く
- 鏡を拭く
- 浴槽のフチを拭く
トイレ(2分)
- トイレ使用前後にトイレマジックリンを便器内側全体にふきかける(汚れが付着しにくくなります)
- 便器の外側を拭く
- 床を軽くモップがけ
この15分ルーティンを毎日続けることで、家全体の清潔さを保つことができます。特に重要なのは、この作業を習慣化することです。例えば、朝食後や帰宅後など、決まった時間に行うことをおすすめします。
また、家族も巻き込んでルーティン化させるのも効果的です。例えば、階段上がる際にワイパー手袋で手すりを拭いてもらったり、トイレの後習慣でトイレマジックリンをかけてもらうのも簡単に出来てお子さんのルーティン化にすると、さらに短時間で終わらせることができます。
季節別お掃除カレンダー:年間を通じてピカピカを維持
毎日の掃除に加えて、季節ごとに行うべき掃除があります。これらを計画的に行うことで、年間を通じて家をピカピカに保つことができます。以下に、私がおすすめする季節別お掃除カレンダーをご紹介します。
3月 | 4月 | 5月 |
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6月 | 7月 | 8月 |
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9月 | 10月 | 11月 |
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12月 | 1月 | 2月 |
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このカレンダーを参考に、計画的に掃除を行うことで、年間を通じて家をきれいに保つことができます。特に、季節の変わり目には衣類の整理や家電の清掃など、重要なタスクが多いので、忘れずに行いましょう。
体験談
ある日、高齢の夫婦から思いがけない相談を受けたんです。「季節が変わるたびに何をしたらいいか、さっぱりわからなくて…」って。その言葉を聞いて、私たちが当たり前だと思っていることも、誰かにとっては悩みの種になるんだなって。
そこで、「季節別お掃除カレンダー」はどうかな?って提案してみたところ、喜んでもらえたのが春と冬の対策でした。3月になったら冬服を整理するだけ。これだけで驚くほどクローゼットがスッキリしておまけに虫対策にもなった。
そして冬の結露対策。10月に窓ガラスに断熱シートを貼るだけで結露がグッと減って、カビの心配もなくなった。っと後日、「おかげで快適に過ごせるようになったよ」って言ってもらえたときは、本当に嬉しかったです。ちょっとしたアイデアが誰かの暮らしを楽にできるんだって、実感した瞬間でした。
まとめ:継続は力なり
ここまで、プロの掃除テクニックをご紹介してきました。これらの方法を実践することで、毎日ラクしてピカピカ生活を送ることができます。しかし、最も重要なのは継続することです。
一度にすべてを完璧にしようとする必要はありません。まずは、「すぐやる」習慣から始めてみてください。そして、15分の掃除ルーティンを毎日続けることで、徐々に家全体がきれいになっていくのを実感できるはずです。
また、家族で協力して掃除をすることも大切です。掃除を特定の人の仕事にするのではなく、家族全員でキレイになることを楽しみながら、少しでも負担が軽減されれば継続しやすくなります。掃除は単なる作業ではなく、快適な生活を作り出す大切な活動だと思います。
きれいな家で過ごすことは、心身のリフレッシュにもつながります。ぜひ、これらのテクニックを活用して、毎日ラクしてピカピカ生活を楽しんでください。きっと、家族みんなが笑顔で過ごせる素敵な空間が作れるはずです。これらの掃除テクニックを試してみて、結果をコメントで教えてください!
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