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エアコン掃除、自分でどこまで?安全に掃除できる範囲

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エアコン掃除と一言で言っても、どこまで自分でやっていいのか迷う方も多いはずです。この記事では安全に自分で掃除できる範囲とその方法について詳しく解説していきます。

エアコンは自分で掃除できる範囲を把握することで、効率的かつ安全に清掃できます。その結果、お部屋の空気を清潔に保ち、突然の故障による出費を防ぐことにもつながります。日頃からこまめなお手入れを心がけましょう。

 エアコン掃除、自分でできる範囲とは?

フィルター掃除

準備

  • エアコンの前面パネルを開け、フィルターを取り外します。機種によって取り外し方が異なる場合があるので取扱説明書を確認してくださいね。
  • 掃除機、古い歯ブラシ、キッチン泡ハイターなどを用意しておきましょう。

掃除機でホコリを除去

  • 取り外したフィルターは、屋外か新聞紙などを敷いた上で、掃除機を使って表面のホコリを丁寧に吸い取りましょう。フィルターの裏側から掃除機をかけるとホコリが目詰まりを起こす可能性があります。必ず表側から掃除機をかけてください。

キッチン泡ハイターを吹きかける

  • ホコリを取り除いたフィルターを一度水洗いし、キッチン泡ハイターを吹きかけます。まんべんなく泡がいくように古い歯ブラシでならします。
  • 少し放置し、古い歯ブラシで軽くこすりながら水でしっかり液を洗い流します。

 乾燥

  • 洗ったフィルターは、風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させます。直射日光に当てると変形する可能性があるので避けましょう。完全に乾いてからエアコンにセットしてください。

ポイント

  • 2週間に1回を目安に掃除することで、エアコンの効率をあげ、電気代の節約にもつながります。
  • キッチンなど油汚れが多い場所にあるエアコンは、キッチン泡ハイターをまんべんなく吹きかけ、少し浸け置きするだけでOKです。汚れが浮いてきて白くなり、菌も洗い流してくれます。
  • カビが生えてしまった場合は、市販のカビ取り剤を使用するか専門業者にクリーニングを依頼することをおすすめします。

エアコンのフィルター掃除は、自分で手軽に行えるメンテナンスの一つです。定期的な掃除でエアコンを清潔に保ち快適な空間を維持しましょう。

エアコン掃除で最も基本となるのがフィルターの掃除です。フィルターは、空気中のホコリや花粉などをキャッチする役割を担っているため、定期的な清掃が欠かせません。フィルターは簡単に取り外せるようになっていますので、掃除機や水洗いで手軽に掃除できます。こまめに掃除することをお勧めします。

外装パネルの掃除

エアコン掃除の大変なところは、エアコン自体が高い位置に設置されていることです。そのため、外せるものは外してお掃除しやすい状態にするのが一番です。

前面パネルはどのエアコンでも比較的簡単に取り外せるので、外して、お風呂場で中性洗剤と柔らかいスポンジを使って水洗いするのがおすすめです。

ルーバー(エアコンの吹き出し口の羽根)や吹き出し口の掃除

  • ルーバーの表面に付着している大きなホコリを掃除機を使って吸い取ります。
  • 取り外せるのであれば取り外します。中性洗剤をつけた古い歯ブラシで、細部を優しく丁寧に擦り洗いします。その後、水でしっかりとすすぎ、マイクロファイバークロスを使って水気を残さず拭き取りましょう。
  • 取り外せないルーバーの場合は、掃除機の先端をルーバーの隙間に丁寧に差し込み、ホコリを吸い取りましょう。その際はルーバーを無理に動かしたりせず優しく扱います。
  • 中性洗剤を水で薄め、ウエスやスポンジに染み込ませてルーバーを拭き取りましょう。細かい部分の汚れは、古い歯ブラシを使って落とします。
  • 洗剤成分を拭き取るため、きれいな水で濡らしたウエスで拭き取った後、乾いたウエスで丁寧に乾拭きしましょう。

背面のケーシング(吹き出し口からのエアコン内部)の掃除

  • 吹き出し口の奥に溜まったホコリを、ダイソーのHANDY MOPを差し込んで、しっかり取り除きましょう。
  • 次に取替用(3枚)のきれいなモップに替え、モップが取れないように軸の上下にホチキスで止めます。
  • アルカリ電解水をモップにたっぷり吹きかけ、奥の方までしっかりと差し込んで汚れを落とします。
  • モップが汚れてきたら、新しいものと交換して、同じ手順を繰り返しましょう。

ドレンパン分解せずに掃除する方法はあるの?

エアコンのドレンパンは、エアコン内部で発生する結露水を溜めて排水するための、いわば受け皿のような役割を果たす部品です。熱交換器の下に設置されており、通常はカバーに隠れているため、直接目にする機会は少ないでしょう。

ドレンパンは完全に隠れているわけではなく、一部外側から見える部分があります。この部分を定期的に清掃することで、ホコリやカビの蓄積を防ぎ、ドレンパンへの汚れの流入を減らすことができます。

掃除方法

  • ドレンホースの詰まりは水漏れの原因となります。洗浄瓶で水を流し、詰まりがないか確認しましょう。もし水が流れなければ、室外のドレンホースからドレンつまりポンプを使って詰まりを取り除いてください。
  • 洗浄瓶に水と中性洗剤を数滴混ぜた洗浄液を作り、ドレンパンにゆっくりと流し込みながら、見える範囲、届く範囲で柔らかいハケを使って丁寧に汚れを洗い流しましょう。
  • 最後に、洗浄瓶の中を水だけにして500mlほどの水をゆっくりと流し込みます。ドレンホースから水がしっかりと流れ出ていれば、洗浄は完了です。

洗浄瓶にはダイソーの3WAYサッシブラシを使用、ダイソー万能用ハケを使用しました。

体験談

我が家のエアコンはキッチンの換気扇の近くに設置していたため、毎日油を含んだ空気を吸い込んでいました。そんなある日、突然「ボタボタ!」と室内に水が落ちてきたのです。何が起きたのかわからず、専門業者に依頼して調べてもらった結果、原因はドレンパンの詰まりでした。

そのドレンパンの中には、ゼリー状になった液体が固まって詰まっていました。それが原因で水が流れなくなり、溢れ出た水が室内に落ちてきたのです。もし少しでも早くドレンパンの詰まりに気づいていれば、対処できたはずです。

定期的に水がちゃんと排出されているかを確認するだけでも、異常に気付けるかもしれません。

エアコンのファン分解せずにできること

ファンのホコリは、乾いた状態で残さず回収することが重要です。専門業者のように強力な水圧でホコリを洗い流すことができないため、残ってしまうとホコリ玉となり、ドレンパンで詰まって故障の原因になる可能性があります。

掃除方法

  • エアコンのファンに付着したホコリは、掃除機を使って可能な限り丁寧に吸い取りましょう。
  • 乾燥した状態で、専用のブラシなどを使って、ファンの羽一枚一枚を丁寧に擦り、ホコリを可能な限り取り除きましょう。

自分で掃除する際の注意点

 電源を必ずオフにする

エアコン掃除を行う際は、必ず電源を切り、コンセントを抜いてから作業を行いましょう。感電事故を防ぐためにもこの手順は必ず守りましょう。

適切な道具の使用

柔らかいブラシや掃除機を使用し、エアコンの部品を傷めないようにします。

作業環境の整備

作業下が汚れたり水がこぼれてもいいようにビニールシートなどを敷いて作業しましょう。

掃除後は必ず乾燥させる

洗剤等を使ったらしっかり洗い流し、拭き取りをしてよく乾燥させましょう。せっかく掃除をしてキレイになってもカビ菌を発生させてしまっては意味がなくなります。

無理な分解は厳禁

エアコン内部の掃除には専門知識が必要となるため、無理に分解するのは避けましょう。故障やケガの原因になる可能性があります。

市販のエアコン洗浄スプレーは手軽ですが、汚れを完全に洗い流せないため、かえって故障の原因になることもあります。使用する場合は、必ずスプレー後にしっかりと洗浄を行いましょう。

プロに任せるべき掃除とは?

 内部洗浄

エアコン内部にはカビや細菌が繁殖しやすく、アレルギーや健康被害を引き起こす可能性があります。内部洗浄は専門業者に依頼し専用の機材を使って徹底的に洗浄してもらいましょう。

ガス補充や修理

エアコンのガスが不足していたり、故障している場合は専門業者に依頼しましょう。自分で修理しようとすると状況を悪化させる可能性があります。

高所のエアコン掃除

高所にあるエアコンの掃除は転落事故の危険性があるため専門業者に依頼しましょう。安全に作業を行うためにも無理は禁物です。

 まとめ

エアコン掃除で最も大切なのは、乾いた状態でホコリを徹底的に取り除くことです。ホコリは水漏れや故障の原因になりかねません。まずは、私たちにもできるフィルター掃除をこまめに行いましょう。フィルターを清潔に保つことは、節電にもつながります。

近年の猛暑の中、エアコンが突然故障してしまうと非常に困りますよね。自分でできる範囲の掃除を定期的に行うことで快適に過ごせ、故障のリスクも減らすことができます。とはいえ、手の届かない部分の清掃は専門業者に依頼し、エアコンを長く大切に使い続けたいものです。

今回の記事がエアコン掃除を行う際の参考になれば幸いです。快適な空間で心地よい毎日を過ごしましょう!

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