ペットと暮らす家

10歳犬とフェレットの医療費リアル体験記―私が選んだペット保険と「もっと早くしりたかった」後悔ポイント

ペットと暮らす家

「うちの子が突然倒れたら…」そんな不安を、私は10歳のミニチュアダックスフンドとフェレットを育てる中で何度も味わいました。実際に経験した“想定外の出費”や「保険に入っていて本当に良かった」と感じた瞬間、逆に「もっと早く備えておけば…」と後悔した出来事も赤裸々にお伝えします。

愛犬が風船を飲み込んだ夜、私が感じた「保険のありがたさ」

当時10歳だったミニチュアダックスフンドの「シュシュ」は、普段からとても好奇心旺盛で、特にボール遊びが大好きな子でした。

その夜もリビングで風船を追いかけて遊んでいたのですが、突然「パンッ!」という音とともに、急に呼吸が苦しそうになりました。慌てて口の中を確認しましたが、風船の破片は見当たりません。

動揺しつつも、夜間対応の動物病院に連絡し、指示を受けてすぐに車で向かいました。病院でレントゲン検査を受けましたが、プラスチック製の風船は映らず、獣医師からは「腸閉塞の可能性もあるので、今後の様子をしっかり観察してください」と言われました。

幸いにも帰宅後、シュシュが自分で嘔吐し、破片を吐き出したときは本当に安心し、思わず涙がこぼれました。

この時の診察費用は8,500円でしたが、保険に加入していたおかげで、自己負担は2,500円程度で済みました。もし保険がなかったら、急な出費で家計に大きな負担がかかっていたと思います。

また、獣医師からは「もし手術や入院が必要だった場合、数万円から十万円以上かかることもある」と説明され、改めてペット保険の大切さを実感しました。

この経験を通じて、「どんな小さな異変でも、すぐに動物病院に連れて行ける安心感こそが、保険の最大の価値だ」と強く感じました。

フェレットの急変と高額医療費―保険未加入で後悔した実体験

我が家のフェレット「チャッピー」は、いつも元気いっぱいで食欲も旺盛な子でした。しかし、ある朝突然ご飯に手をつけず、ケージの隅で丸まって動かなくなってしまいました。すぐに動物病院へ連絡し診てもらったところ、「低血糖の可能性が高い」と言われ、血液検査や点滴、そして急きょ1泊の入院となりました。

入院費用は24,000円。ペット保険に入っていなかったため、全額を自分で支払うことになり、会計の際には「もしこれが何日も続いたらどうしよう」と心配が募りました。フェレットは犬や猫よりも体調が急変しやすく、医療費も予想以上にかかることをこの時初めて実感しました。

退院後、ネットで「フェレット 医療費」と調べてみると、重症の場合は1回の治療で5万円から10万円かかるケースもあることを知り、「もっと早く保険に入っておけばよかった」と強く後悔しました。

この出来事をきっかけに、小動物でも入れるペット保険の必要性を痛感し、以後は必ず保険の有無を確認するようになりました。フェレットはインスリノーマ(低血糖を引き起こす腫瘍)などの病気にもなりやすいため、医療費の負担を減らし、安心して治療を受けさせるためにも保険加入は大切だと感じています。

そして改めて、ペットを迎える際には病気やケガのリスクも十分に考え、責任を持ってお世話しなければならないと強く思いました。

高齢犬の慢性疾患と通院費用―「通院補償」の大切さを実感

シュシュが10歳を迎えた頃から、皮膚のかゆみや赤みが目立つようになり、動物病院で「慢性皮膚炎」と診断されました。

それ以来、月に2~3回は通院し、抗生剤や塗り薬をもらったり、必要に応じてアレルギー検査も受けるようになりました。1回の診療ごとに3,000~5,000円ほどかかり、薬や検査が追加されると月の医療費が1万円を超えることもありました。

私が加入しているペット保険には「通院保証」がついていたため、毎回の支払いは3割程度で済み、経済的な負担がかなり軽くなりました。

もし通院保証がなかったら、「今月は治療を後回しにしようか…」と悩んでいたかもしれません。特に高齢のペットは慢性的な病気になりやすく、治療が長引くことも多いので、保険を選ぶ際は「通院保証」の有無をしっかり確認することをおすすめします。

この体験から、ペットの年齢や体質によって必要な保障内容が変わることを強く実感しました。

保険の「補償割合」と「限度額」に泣いた失敗談

シュシュが7歳の時、お腹にしこりが見つかり、腫瘍摘出手術を受けることになりました。手術や入院、術前検査を合わせた費用は18万円でした。

当時加入していた保険は「補償割合50%・年間限度額10万円」のプランだったため、保険でカバーされたのは10万円まで。残り8万円は自己負担となり、「もっと手厚い補償内容を選んでいれば…」と感じました。

この経験を通じて、ペット保険の「補償割合」や「限度額」の違いが、実際の支払い額に大きく影響することを実感しました。

ペット保険を選ぶ際は、保険料の安さだけでなく「万が一の高額な治療費にどこまで対応できるか」の補償内容をしっかり確認しておくことをおすすめします。

保険料の高騰に直面!私が見直しを決意した理由

シュシュが13歳になった頃、保険料がついに月6,000円を超えるようになりました。最初は「安心のため」と納得していましたが、家計簿を見るたびに「このまま払い続けて大丈夫かな?」という不安が大きくなっていきました。

そんな時、ペット仲間から「PS保険は12歳以降も保険料が上がらない」と聞き、初めて他社の保険についても調べてみることに。しかし、シュシュは年齢制限により切り替えができず、「もっと早く保険を見直しておけばよかった」と強く後悔しました。

この出来事を通して、ペット保険は加入したままにせず、定期的に内容を見直すことが本当に重要だと実感しました。

私の経験から伝えたい「後悔しない保険選び」のポイントとアドバイス

私自身の失敗や後悔から、ペット保険を選ぶ際に本当に大切だと感じたポイントをまとめます。

通院・入院・手術すべてカバーされているか
シュシュは年齢とともに通院が増え、フェレットのチャッピーは突然の入院が必要になりました。どちらも経験して、「どれか一つだけ」では不十分だと痛感しました。
補償割合は70%以上を選ぶ
手術や高額治療の際、50%補償では自己負担が大きくなり、正直家計が厳しくなりました。70%以上のプランなら、いざという時も安心感が全然違います。
年間限度額は余裕を持って
一度の手術や入院で限度額に達してしまうことも。私のように「あと少し補償があれば…」と後悔しないためにも、余裕のある限度額を選ぶことがが大切です。
窓口精算の有無も要チェック
一度全額を立て替えるのは、思った以上に負担です。窓口精算ができる保険は、実際に使ってみてその便利さを痛感しました。
高齢になっても継続できる保険料か
年齢が上がると保険料も急上昇します。長く続けられるかどうか、必ず比較しましょう。
小動物・エキゾチックアニマル対応か
フェレットのような小動物は加入できる保険が限られます。事前にしっかり調べておくことをおすすめします。

これらは、私が実際に「こうしておけばよかった」と思ったポイントばかりです。保険料の安さだけで決めず、補償内容や使い勝手、将来のことまでしっかり考えて選ぶことを強くおすすめします。

最後に―家族の一員に本当に必要な備えとは

保険に加入して助かった経験もあれば、「もっと早く準備しておけばよかった」と感じたこともありました。

どんなに健康なペットでも予期せぬトラブルは起こり得ます。家族で「もしもの時にどんな治療を受けさせたいか」を話し合い、補償内容や保険料、補償割合、限度額などをしっかり比較した上で、自分たちに合った保険を選ぶことが大切です。定期的な見直しも忘れずに行いましょう。

コメント