水まわり

トイレ掃除の悩み解消!黒ずみにはキッチンハイターを上手に使って手順良く

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トイレ掃除、特に便器の黒ずみ汚れに悩まされている方は多いのではないでしょうか?「こすっても落ちない」「何度も掃除しているのにすぐ黒ずみが戻ってくる」そんな経験はありませんか?

実は、そんな頑固な黒ずみの原因は尿石や水垢などの汚れが蓄積していることにあります。これらの汚れは放置するとさらに頑固になり、掃除が困難になってしまいます。そんな黒ずみ汚れを効率よく落とす方法としてキッチンハイターを使った掃除方法をご紹介します。

キッチンハイターの上手な使用方法

キッチンハイターは塩素系漂白剤の一種で強力な漂白・除菌効果があります。トイレ掃除にも効果を発揮し黒ずみ汚れをスッキリと落とすことができます。しかし、キッチンハイターは使い方を誤ると危険な場合もあるため正しい使用方法をしっかりと理解しておく必要があります。

キッチンハイターには液体タイプと泡タイプがあります。液体は塩素濃度が約6%と濃度が濃いため強力な効果が必要な場合や、広範囲の除菌・漂白・消臭に向いています。泡は塩素濃度が約0.5%と低濃度なのでピンポイントの汚れ、垂直面、細かい部分の掃除に向いています。

この記事では、キッチンハイターを使ったトイレ掃除の方法を手順を追って詳しく解説します。また、キッチンハイターを使用する際の注意点や黒ずみ汚れを予防するためのコツもご紹介します。この記事が、あなたのトイレ掃除の悩みを解消できたら幸いです。

トイレの黒ずみの原因と種類

トイレの黒ずみには、いくつかの種類があります。それぞれ原因が異なるため掃除方法も異なりますが、キッチンハイターを上手く使って手順良く落としていきましょう。まずは主な黒ずみの種類と原因は以下の通りです。

水垢による黒ずみ

水垢は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が固まってできたものです。便器の内側や縁などに白い輪っか状の汚れとして付着し放置すると黒ずんでいきます。

尿石による黒ずみ

尿石は尿に含まれるカルシウムなどが便器に付着し固まってできたものです。便器の底や縁などに黄色や茶色の汚れとして付着し時間が経つと黒ずんでいきます。尿石はアルカリ性の汚れであるため、酸性の洗剤を使うと効果的に落とすことができます。

カビによる黒ずみ

カビは湿気の多い場所に発生しやすい微生物です。便器の縁や床、壁などに黒い斑点状の汚れとして付着します。カビは健康にも悪影響を与える可能性があるため、早めの対処が必要です。

キッチンハイターを使ったトイレ掃除の前に

必要な道具

  • キッチンハイターとキッチン泡ハイター
  • カップ
  • バケツ
  • ハケ
  • 古くなった歯ブラシ
  • サランラップ
  • ビニール手袋
  • 使い捨て布(着なくなった肌着など何枚かに切っておくと薄くて結構使い勝手いいですよ

汚れがひどい時

  • 多目的クレンザー(百均で買えます)もしくはクリームクレンザー
  • 陶器専用水アカとりスポンジ(百均で買えます)
  • 金属製のヘラ

キッチンハイターは新品の方がいい!

キッチンハイターは塩素系漂白剤ですが、塩素系洗剤や漂白剤は工場で作った段階から少しずつ塩素分が飛んでいってしまいます。ですから、新しい物ほど効き目が良く、古い物ほど効き目が悪くなるということを十分理解した上で集約して色々な用途に使って早めに使い切りましょう。

未開封でも同じように塩素が飛んで時間とともに効き目が悪くなるので、新しい物を使って汚れ落ちもよく除菌効果や消臭効果も高い状態で使うのが良いです。

キッチンハイターを使った掃除方法

掃除の基本は上から下ですがトイレ掃除では特に順番が重要です。キッチンハイターは塩素系洗剤なので油汚れや皮脂汚れにとても強いです。しかし、水垢への効果は薄いので、効率的な掃除方法で汚れを落としていきましょう。

つけ置きしたい便器は先に

便器のお悩みの黒い水垢リングは時間を使って落とします。バケツに水を2㍑ほど入れ、その水を一気に便器に流し込みます。すると水の重みで便器に溜まっている水位が下がるのでその状態にしてからキッチン泡ハイターを便器の裏側をめがけて泡まみれになるぐらい2~3回ほど回しかけします。

便器をつけ置きしている間に他を掃除していきましょう。

タンクの蓋(陶器タイプ)

  • トイレタンクの穴にキッチンハイターが流れ込まないでとどまるように1mぐらいのラップを丸めて穴を塞ぎます。
  • キッチンハイターをカップに入れハケでタンクの蓋に丁寧に塗って汚れを落としていきます。2分~3分で汚れが落ちてきます。水で洗い流して、ハケで落ちなかったところは水垢なので陶器専用の水アカとりスポンジに水を濡らしながらこすって落とします。
  • 蓋の水が出る金属の部分に水垢が石灰化してこびりついているような時は金属製のヘラなどを使って傷つけないようにそぎ落としていきます。
  • 最後に布なのでしっかり水ぶきをします。

陶器は比較的、塩素系漂白剤に強い素材です。簡単な汚れであれば、キッチン泡ハイターで吹きかけるだけでもいいと思いますが、頑固な汚れの場合はキッチン泡ハイターより塩素濃度の濃いキッチンハイターを使うことで効率よく落とせます。

タンクの蓋(樹脂タイプ)

  • 樹脂タイプは蓋が軽いので、洗面台もしくはお風呂場に持っていき、キッチン泡ハイターで全体をスプレーして約5分ほど置いて、落ち切れていないところなどあれば、ラップで軽くこすって落としてきます。
  • 最後にしっかり水洗いします。

樹脂タイプは塩素系漂白剤に弱い素材なのでキッチン泡ハイターを使用していきます。キッチンハイターよりも塩素濃度が低く、樹脂への負担を軽減できます。また泡状なのでつけ置き時間が短く済み、樹脂への影響を抑えられます。

タンク内

  • 止水栓を止めておきます。(回す回転数を覚えておくといいです。)蛇口タイプではない場合マイナスドライバーが必要になります。
  • タンクの中を開けてみるとタンクカバーがあり、タンクカバーは洗面台等でキッチン泡ハイターをかけて置いておきます。

  • タンクカバーを外すと外側は水が溜まっていない空間なのでその部分はキッチン泡ハイターを布に吹き付けて拭きとるだけにしましょう。
  • タンク内部(水が溜まっている部分)はキッチン泡ハイターを直接吹きかけて、2~3分ほど放置してハケでタンク内部の水を吸わせながらこすって落としていきます。ひどければ、古い歯ブラシで同じようにこすっていきます。
  • タンクカバーもタンク外部・内部きれいになったら元に戻します。
  • 止水栓をもとに戻します。(止める時の回転数がわからなくなってしまったら、最大に緩めておいて半回転か1回転ぐらいで閉めておくといいです。)

タンク掃除の失敗談

タンク掃除をしていて失敗した話が2つほどあります。1つは止水栓を止めるのを忘れていて、タンクの中を掃除していたら、掃除に夢中になって浮き球を下げてしまい水浸しになっちゃいました。

もう1つはタンクの蓋を閉める際に手洗いの水が出るところと、タンクの管があっていなくまたもや水浸しになってしまいました。そんな事もありますので、止水栓を止めるのを忘れないようにしてくださいね。

つけ置きしていた便器の仕上げ

タンクを掃除している間につけ置きで便器がかなりきれいになっていると思います。最後に古い歯ブラシで水の通り道となる便器の上の方を軽くこすっていきます。汚れがひどければ、キッチン泡ハイターをスプレーしてこすっていきましょう。

タンクの水を2~3回ほど流してタンクからの汚れが出なくなったらタンクの中の水の入れ換えが終わってタンク内便器内の一番大変はところのお掃除は完了です。あともう少しです。

薄めたキッチン泡ハイターで全体を拭き上げ消臭・除菌

拭き掃除にはキッチン泡ハイターを薄めて使います。バケツに水100㎖に泡ハイターを2プッシュ(約50倍希釈)して2枚の使い捨て布にしみこませます。

しっかり絞って1枚はタンクから拭いていき便器カバー・便座・便器側面・便座シャワーのノズルまで拭きもう1枚は壁や棚などを拭き最後に床を拭いていきます。

希釈しているので肌の方に問題はないと思いますが、直接触れるところなので気になるようであればその後水ぶきをするといいです。

外側の掃除に関してはトイレのクイックルワイパーなどを使った拭き掃除を利用した方が楽かもしれませんね。

トイレの黒ずみ汚れを予防するためのコツ

トイレの黒ずみ汚れを予防するためには、以下の点に気をつけましょう。

使用前後のスプレー掃除

汚れは時間が経つほど落とすのが大変になりますよね。でも、使う前と後にトイレマジックリンスプレーをするだけで汚れがつきにくくなり、お掃除がグッと楽になるんです!汚れのつき方が全然違うのでぜひ一度試してみてください。

乾燥を心がける

湿気はカビの発生原因となります。トイレを使用した後は便器の蓋を閉めたり、換気扇を回したりしてトイレ内を乾燥させるようにしましょう。

定期的なトイレタンクの掃除

トイレタンクを清潔に保つことが黒ずみ汚れの発生を防ぐ近道です。月に1回、少なくとも3ヶ月に1回のペースで掃除を行いましょう。キッチン泡ハイターを使用すれば黒ずみ汚れの発生を抑え、気持ちよくトイレが使えます。

キッチンハイターを使用する際の注意点

キッチンハイターは強力な漂白剤であるため、使用時には以下の点に注意が必要です。

換気をしっかりと行う

キッチンハイターを使用する際は必ず窓を開けるなどして換気をしっかりと行いましょう。塩素ガスが発生し吸い込むと健康に悪影響を与える可能性があります。

ゴム手袋を着用する

キッチンハイターは素手で触れると皮膚を傷める可能性があるため、必ずゴム手袋を着用しましょう。

 他の洗剤と混ぜない

キッチンハイターは酸性の洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生する可能性があります。絶対に混ぜないようにしましょう。

まとめ

タンク内がカビた状態でいると、便器等をキレイにしてもすぐ汚れが目立ってきます。定期的にのぞいてみて、カビてきてるところにキッチン泡ハイターをかけておくだけでも汚れ方が変わってきます。

トイレの黒ずみ汚れは放置すると頑固になり、掃除が困難になってしまいます。キッチンハイターやキッチン泡ハイターを適切な方法で使用することで効率よく汚れを落とすことができます。是非トイレ掃除に取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事でご紹介した方法を参考にトイレの黒ずみ汚れをスッキリ落としてみてください。そして、こまめな掃除と乾燥を心がけ黒ずみ汚れを予防することでいつも清潔なトイレを保ちましょう。

 

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