窓まわり

大掃除は窓から始めよう!効率的に進める手順と点検業者の方から聞いた隠れた汚れによるトラブル

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いよいよ年末が近づいてくると「大掃除しなきゃ……」と焦り始めますよね?でも、いざ始めようと思ってもどこから手をつければいいのか迷ってしまいますね。この記事ではそんな悩みを解決し、大掃除を効率的に進める手順と業者の方から聞いた汚れによるトラブルを紹介していきます。

どこからはじめたらいいの?

年末の大掃除、どこから手をつければいいか迷いますよね。 効率的に掃除を進める方法もありますが、ちょっと視点を変えて窓から始めてみませんか?

大掃除!窓からはじめる効果

風水では、窓は良い気の流れを呼び込む場所と考えられています。年末の大掃除で窓をピカピカに磨けば幸運を呼び込むだけでなく、太陽の光もたっぷり入ってきてお部屋全体が明るくなり、気持ちも晴れやかになります。

それに、人は本能的に光るものが好きなんです。赤ちゃんがキラキラしたおもちゃに夢中になったり、オリンピックで金メダルを目指してスポーツ選手が頑張る姿を見ても分かるように、人は輝くものに魅力を感じます。

窓掃除は、すぐにキラキラ効果が目に見えるので達成感を感じやすいんです。ですから始めの一歩は窓から始めてはいかがでしょうか。

窓掃除を実践して実感

私も以前は新聞紙や色々な洗剤を試して窓拭きをしていました。でも、拭き跡が残ったりなかなか綺麗にならず時間もかかって大変でした。

ところが、ある時スクイジーを使ってベランダのガラス扉を掃除してみたら、水跡もなくあっという間にピカピカになって感動したぐらいです。それと同時に掃除して疲れたではなく、充実感を味わいました。窓は家のほんの一部にすぎないんですが、達成感を味わうには十分だと思います。

大掃除を始める前に効率的よく進めるためのコツ

不要な物は段ボールでまとめて売ってみよう!

特に1年以上使っていないものや、今後使う予定のないものは思い切って捨ててしまいましょう。そうすることで物を移動させるという手間を省くことができ、効率よく掃除をすることができます。見落としがちな玄関の下駄箱の整理も忘れないようにしてくださいね。

と言ってる私も実は「いつか使うかも」という気持ちで物を捨てられずいたんです。そうすると悪循環の始まりです。部屋がどんどん狭くなって掃除する気も失せてしまう。これを断ち切りたくてネットで「断捨離」について調べていたら、簡単に物が捨てられるサービスがあるって知ったんです。

段ボールを取り寄せてあとはアプリで集荷を依頼するだけ!しかも、使わずに眠っていた物がなんとお金に変わるんです。「もったいなくて捨てられない」って悩んでいた私にとっては家の中が片付き、気持ちもスッキリして一石二鳥でした。

一年に一度の大掃除前は憂鬱になりがちですが、それからは毎年なんだかワクワクしています。家の中を見渡して「これは捨てよう」「これは売れそう」って仕分けるのが楽しくなりました。あなたも大掃除前に試してみてはいかがでしょうか。

大掃除の計画を立てよう

大掃除は普段の掃除とは違い、家全体を徹底的に綺麗にする一大イベントです。効率よく進めたいですよね。そのため闇雲に始めてしまうと途中で疲れてしまいます。必要な掃除道具が足りなくて思わぬ時間がかかってしまうこともあります。そのため計画を立てましょう。

具体的な計画の立て方

まず最初に現状把握と目標設定が重要です。家の中をくまなく見渡してみましょう。

  • 普段からきちんと掃除している場所、汚れが溜まっている場所など、部屋の状態を把握します。
  • キッチン、お風呂、トイレなど、具体的にどの場所を掃除したいのか明確にしましょう。
  • それぞれの場所の汚れ具合をチェックします。
  • どの程度まで綺麗にするのか目標レベルを設定します。

例えば、「キッチンはシンクの水垢を徹底的に落とす」「お風呂はカビを根こそぎ除去する」など、具体的な目標を立てることで、モチベーションを維持しやすくなります。

さらに、

  • いつまでに大掃除を終わらせるのか?
  • 毎日少しずつ進めるのか、まとまった時間をとって一気に終わらせるのか?
  • 家族で分担して掃除するのか?

など、具体的な計画を立てることで、よりスムーズに大掃除を進めることができます。目標を明確にすることで何から始めればいいのか、どのように進めていけばいいのかが見えてきます。

計画を立てる上で大切なこと

大掃除の計画を立てる際に最も大切なのは「完璧主義を捨てる」ことだと思います。家族が多い、小さな子どもがいるなど各家庭の状況によっては、大掃除が思い通りに進まないこともあります。

特に、小さなお子様がいるご家庭では計画通りにいかないことの方が多いため、完璧にこなそうとしないことが重要です。むしろ、お子様と一緒に大掃除を楽しむことを意識してみてはいかがでしょうか?

掃除する場所の優先順位をつけよう

限られた時間の中で効率的に掃除を進めるためには場所の優先順位をつけることが重要です。「使用頻度の高い場所」、「汚れが目立つ場所」、「普段掃除できない場所」を考慮すると効率的です。これらの場所を綺麗にすることで家全体の清潔感がアップし、より快適な生活空間を実現できます。

また、普段できない場所の掃除をすることで、新たな発見があるかもしれません。昔の思い出の品が出てきたりするかもしれません。嫌なことばかりではない大掃除を楽しんでみるのもいいですね。

つけ置きするところを把握しておく

大掃除の計画を立てる上で特に意識しておきたいことは、つけ置き掃除を行う箇所を事前に把握しておくことです。洗剤などを数分~数時間なじませておくことで、汚れと洗剤が中和して汚れが浮いて落としやすくなります。

具体的にはキッチン周りの油汚れや浴室のカビが発生している箇所などが該当します。これらのしつこい油汚れやカビは通常の拭き掃除などではなかなか落とせません。しかしつけ置きしておくことで効率よく落とすことが可能になります。

必要な掃除道具を揃えよう

大掃除では普段の掃除では使わないような洗剤や道具が必要になる場合があります。事前に必要なものをリストアップし、買い忘れがないように準備しておきましょう。

あると便利な道具

掃除道具や洗剤等は用途に合わせて適切なものを選びましょう。あると便利な道具を紹介しますね。

  • マイクロファイバークロス
    吸水性が高く拭き跡が残りにくい雑巾です。掃除の拭き取りには絶対と言っていいほどのアイテムです。

  • メラミンスポンジ
    色んな場所で使い勝手のいい道具です。実は玄関のタイルの黒ずみを落とすことにも一役買ってくれる道具です。色んなサイズがあるといいと思います。自分でカットするのもいいですね。

  • ハケ
    扉やサッシのような細かい溝の掃除に使い勝手がとてもいいです。
    (100均などでかえるものでいいです)

  • 薄手のゴム手袋
    お風呂の椅子や鏡の汚れを落としたりする時にクリームクレンザーとゴム手袋の相性はとてもいいです。

  • 軍手・ワイパー手袋
    歩きながら気になる部分のホコリがとれたり、洗剤を手袋にかけて換気扇をふき取ったりして使ってます。

  • フローリングワイパーやモップ
    床掃除に使います。ペットがいるので必需品ですね。

  • コゲ取りスポンジ
    キッチンのコゲとりにはもちろん使っています。最近ではお風呂場の黒ずんだ床の掃除に使用しました。

  • 水切りワイパー
    窓掃除に最高なアイテムです。お風呂場の水切りとしてもつかっています。

あると便利な洗剤

洗剤も汚れの種類に合わせて使い分けましょう。汚れを簡単に落とす方法は中和を意識した掃除方法です。

  • 重曹(油汚れや水垢に効果的な万能洗剤です。)
  • クエン酸(水垢や石鹸カスを効率よく落とします。)
  • ジフ(鏡やこびりついた汚れにクリームクレンザーがいいですね。)
  • キッチン泡ハイター(万能です。)
  • カビ取り剤
  • アルカリ電解水
  • サンポール

具体的な掃除の手順

つけ置き掃除

キッチン

換気扇を分解し取り外せるものは取り外して、お湯と洗剤につけ置きをします。換気扇掃除はこちらを参考にしてみてください。換気扇・レンジフードの油汚れ落とし方と予防策

浴室

カビにカビ取り剤をスプレーしておきます。特にゴムパッキンなど落ちにくいカビは3時間~6時間ぐらいかかることもあります。

トイレ

便器内に洗剤をなじませておきます。トイレ掃除はこちらを参考にしてみてください。トイレ掃除の黒ずみにはキッチンハイター

窓・網戸の掃除

つけ置きしている時間を利用して窓や網戸の掃除をしていきましょう。窓はスクイジーを使うとキレイに落とせます。網戸は水を上からまんべんなく流し、きちんと折りたたんだマイクロファイバークロスで拭き取っていきます。スクイジーを使った窓掃除はこちらを参考にしてみてください。窓拭きで拭き跡が残らない掃除方法

ホコリ落とし

天井・照明器具・窓など高い場所から始め、徐々に低い場所へと移動していきます。こうすることでホコリが下に落ちてきます。上のホコリを落としておけば掃除の二度手間を防ぐことができます。

ですから、天井・電球・壁・家具・カーテンレール・窓枠などのホコリをハンディモップやフローリングワイパーで先に落としていきます。その際は窓は開けないで掃除をしてください。せかく落としたホコリが舞ってしまうので、できればエアコンなども止めてお掃除しましょう。

キッチン・浴室・トイレの掃除

つけ置き掃除で洗剤をなじませておいた箇所を含めて下記を参考に順番に掃除していきます。

  • キッチン: 換気扇→コンロ周り→シンク→冷蔵庫→電子レンジ→食器棚→床
  • 浴室: 天井→壁→浴槽→シャワーヘッド→排水口→床
  • トイレ: 換気扇→照明→壁→便器→床

床掃除

床掃除をする際は掃除機をかけるまで窓を開けない方が良いです。窓を開けてしまうと外からの風でホコリが舞い上がってしまいます。

フローリングワイパーをかける

上からのホコリを落とした後、ホコリが落ち着いたら舞い上がらないようそっとフローリングワイパーをかけます。

掃除機をかける

部屋の中を掃除する際は、奥から手前へと進めていきましょう。例えば、リビングなら窓際から始めて、最後に玄関へと向かうようにします。こうすることで掃除した場所を汚すことなく効率的に作業を進めることができます。掃除機をかけ終わったら換気のために窓を開けます。

拭き掃除

床掃除にはアルカリ電解水が効率よく汚れ落とせます。洗浄力・安全性が高く、除菌・消臭効果もあります。二度拭きが要らないのが特にいいです。床掃除にアルカリ電解水

棚や家電などの拭き掃除は意外と面倒ですよね。でも、ワイパー手袋を使えばあっという間に綺麗になりますよ!使い方は簡単。手袋をはめて棚の表面をサッと拭くだけ。細かい部分も指先でしっかり捉えられるので、隅々まで綺麗になります。

しかも、ワイパー手袋は両面使えるので経済的です。表裏両面が汚れるまで思う存分拭きまくってください。そして、使い終わったらそのままポイッ!雑巾のように洗う手間がないので、時短にもなります。

ワイパー手袋は掃除の効率と仕上がり度をアップしてくれる、まさに掃除の救世主です。ぜひ、お試しください。

玄関の掃除

最後に玄関の掃除です。整理し終えた下駄箱内の靴を全て外に出します。砂汚れやホコリを外に掃き出します。その後、重曹を含ませたマイクロファイバークロスで下駄箱内を拭くようにします。こうすることで嫌な臭いの原因になっている菌を除去することができます。

最後は乾いたマイクロファイバークロスで下駄箱内をもう一度拭くようにしましょう。水分を十分に拭き取らないと下駄箱内に湿気がこもり、カビの原因になってしまうためです。その後30分ぐらい下駄箱を開けたまま放置するとさらにいいですね。

一番最後は玄関タイルで終了です。玄関タイル掃除の仕方はこちらを参考にしてみてください。玄関タイルの黒ずみ汚れはメラミンスポンジとサンポール

点検業者の方から聞いた隠れた汚れによるトラブル

キッチン

点検時によく目にするのは冷蔵庫の裏のホコリだそうです。ホコリが溜まると火災や漏電のリスクが高まるだけでなく、冷蔵庫の冷却効率が低下してしまうそうです。電気代が高くなる原因にもなります。冷蔵庫はローラーがついていて意外と簡単に動かせます。これを機に掃除をされてはいかがでしょうか。

お風呂場

お客様から「夏に虫が湧いて困る」と相談を受けたそうです。訪問してみるとシャワーしか使わず浴槽にお湯を貯めていないということでした。それでなぜ虫が湧くの?と思われますよね。

排水溝にはS字やU字に曲がった「排水トラップ」という悪臭や害虫を防ぐためのものがあります。浴槽を使うと排水時に水が勢いよく流れ、トラップ内の汚れも洗い流されます。しかし、シャワーだけだと水量が少なく、汚れが溜まってしまいます。

それが原因で虫が発生しやすくなるそうです。お風呂に入らない方でも排水トラップを清潔に保つために定期的に、浴槽にお湯を貯めて排水することをおすすめします。また、お風呂のお湯は体を洗っている最中に流してしまうのではなく、最後に出る時にまとめて流す方がいいということです。

見えない汚れこそ、こまめな掃除で快適なバスタイムを過ごしたいものですね。

トイレ

「トイレの換気扇が回らない」というお問い合わせが結構多いようです。点検業者の方にお話を伺ったところ原因は換気扇に溜まったホコリや湿気が多いとのことでした。

10年以上前の換気扇は取り外して洗うことができず、掃除が大変だったそうです。しかし最近の換気扇はファンも取り外せるので掃除がしやすくなったそうです。なので、定期的な掃除を心がけることで換気扇の故障を防ぎ、快適に過ごせるようですよ。

まとめ

大掃除は家全体を綺麗にする良い機会です。計画的に進めることで効率よく掃除を終えることができます。この記事でご紹介した手順や掃除方法を参考にぜひ、あなたもスッキリとした気持ちで新年を迎えてください。

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